あ
なんもいいものが思いつきやしない
そうしている間に他の人間はどんどんいいものをつくっていく
そしていつも追い抜かされるしもっと差を開けられる
いつまでこの劣等感を味わい続けなければいけない?
なあ、これも「二十数年間を空虚に過ごした罰」「資質も実力も展望も無い自己の責任」なのか?
無能に生まれ、無能に育ち、そして無能が出来上がった
全部わたしが悪いのか
あ
私は人生を間違えすぎてしまった。
失敗作の私に一体何ができようか。
何もできないから、徹底的に自分のためだけに生きると決めた。他のことは他の「正しい人間」に丸投げすればいいのだから。
あ
私は強い人間であらねばならない
弱さを見せると忽ち殺されるような弱い人種なのだから
だから誰にも弱音は見せない
どうせ理解されないし
だから最後にこの場所が必要だ
ここを最後の本心の拠り所とする